多摩川本流再発見・ビッグトラウトの夢
- dolphinrocket
- 2018年8月16日
- 読了時間: 4分
奥多摩増水はなかなか収まらず、ずっとやりたいフライができない!
と思っていたら多摩川本流で新しい発見があり、再びワクワクし始めている。
8月上旬から台風とかゲリラ豪雨とかまとまって雨がふる機会が多くて、関東もその例に漏れず。猛暑のわりに水瓶は安泰のようだ。
奥多摩は増水の時のイメージとしては「大丹波川、入川あたりは水の引きが早くて状況を見ながらだけど比較的すぐに釣りできる。でも日原川はなかなか水が引かない!」という感じ。
実際、ここ2週間ほど日原川はまったく水が引いていないんじゃないだろうか?
それだけに今後の爆釣に期待していたりするわけだが。
ということで、お盆にも行っておきたくて日原川を攻めに行ったらやっぱり増水してた!

昨晩ちょっと降ったみたいだけど、それにしても水源が豊かなんだろうなぁ。
ということで、フライはもちろん諦めて最近巻いてみたカーボナイロンのお試しも兼ねて日原の支流を探索。

支流でもそれなりの水量。
足元に気をつけつつ進む。

で、鍾乳洞の方の支流で岩陰から飛び出てきたいい感じのイワナさんゲット。

23、4センチくらい。
この1匹でなんか満足してしまって、もう帰ろうかな、と思ったんだけど、まだ朝7時だし(笑)。
ふと、そういえば、と思って本流の方へ行ってみることに。
本流が増水していて濁っている感じなのはわかっていたけど、こういう時にデカイのが釣れるわけで。
実は本流の方は4月くらいに釣ったきり、5、6月は利根鱒狙いで、その後、奥多摩の渓流へと移行してしまったので久々の本流だ。
なんとなくイメージとしては「ヤマメとかイワナはいないだろうな。釣れても顔色悪そうだし、それよりおっきめのニジマスさんとか面白いかもなぁ。ネットで調べると夏でもそこそこ釣れるみたいだし。ああ、でもお盆だから家族連れとか多そう」とか色々考えながら解禁直後によく行った寒山寺の駐車場に車を止めて本流GO!


本流は思ったより夏バージョンだった。
家族連れが川遊びしたり、学生が川岸の岩登ったり、10分ごとにボートが流れてきたり。
それに、渓流は涼しいけど、本流は暑い!
まあ、川に入れないほどの増水ではないので、様子を見つつ、ジャブジャブ川に入って釣り上がることに。
何人か餌釣りの人を見かけたけど、川の流れが早くて釣りにくそうだ。
ルアーの人は皆無だった。
僕は渓流タックルそのままで、ミノーをダウンで泳がせて様子を伺う。
流れが早いのでとにかく川の入れるところまで入って自分の後ろに流す。
で、流れの緩やかなところを狙って流しているとニジマスさんが釣れた。


20センチくらい。
元気だし、顔色はとても良い。
水は冷たいし、こっちも気分が良くなってくる。
調子に乗ってつり上がっていくと、衝撃的な光景を目の当たりにする。
と、言ってもGOPROのバッテリが残り少なかったので撮ってなかったんで映像は残っていないのだ。
多分少なく見ても50センチ、もしかしたら60センチオーバーの(これも多分)ニジマスの親分がルアーに食らいつく瞬間を見てしまった。
で、その直後、カーボナイロン4lb(1号)は切られた。
ミノーは丸呑みだったのか、ミノーと糸の直結部あたりでプツン。
「うわぁあ」
魚影が見えた瞬間に叫んでしまった。
地獄で閻魔さんに出会ってしまったような叫びだったに違いない。そしてその後、映画「ローグ・ワン」で最後、ダース・ベイダーが現れた瞬間のような静寂が訪れる。
周りにいたボルタリングの人たちが「??」という顔で僕を見ていた。
魚影がルアーに食らいつく姿を見て瞬間的に「あ、このタックルじゃ、ダメ」と思った。
まさかなぁ、そんなでかいのがおるなんて知らんかったもん。
言っといてや、おるんやったら。
というわけで、慌ててタックルを変える。まだおるかも!
ラインは仕方ないけど、どうにかしたかったので、とりあえず4号のフロロリーダーをつけてやや大きめのミノーを装着し釣りを続行!

しかし、その後反応は無かった。
実際、それくらいのビッグトラウトが居てもおかしくない。
4月末にはビッグトラウトチャレンジとか大会をやって大型トラウト放流してるし、川自体の豊かさもあるし、相当でかいの潜んでる確率は高いのだ。
しかし、後悔!
せめてナイロンラインならどうにかなってたかなぁ、とか、もともと大物を期待して本流に来たわけだから、渓流タックルそのままは間違いでしょ、とか、ルアーを残してしまった魚に申し訳ないとか色々考えてしまったわけだが、まあ、ここは切り替えてですね。
それくらいの魚が居ると分かったのでまた狙ってみようかと。
しかし、控えめに50〜60って言ったけど、実際70はあったんじゃないかな。
今まで見た中でも一番デカかったと思う。
そりゃ、利根川GTとかPE1号を切る輩も居たのでそこは比べないとして、トラウトで川で見た中ではピカイチだった。
いずれにしても今年の夏の目標として「本流のビッグトラウト」が加わったことは間違いない。
あ、もう一つは「フライでトラウトを釣る」。
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