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奥多摩の渓相とニジマス祭り

  • 執筆者の写真: dolphinrocket
    dolphinrocket
  • 2018年7月10日
  • 読了時間: 5分

梅雨が開けたと思いきや7月に入って再び雨空が続く。

湿気があって暖かい空気。じっとりと湿った重苦しい日本の梅雨が戻って来た。

奥多摩の日原川の中流域は水温が上がってか増水してもそれほど活性は上がらず、パッとしない釣果。

上流域の探索は、それなりの準備がいりそうで、じわじわと少しづつ上を目指している。

ただ、日原川でいうと川苔山への山道は工事中で通行止め、日原鍾乳洞の先も土砂崩れで通行止め。

そうすると、ガニ沢出会いのカツラの上を目指すわけだけど、東京に引っ越して来たとはいえ、車でそこそこ時間がかかる場所。

なので、大多波川の上流と入川の上流。そして日原のいけるところまで、というところを探索し、その先は夏場にキャンプでもしながら、と目論んでいる。

そんなわけで、今回は色々探索している中で巡り合った美しい渓相をいくつか写真でメモっておこうかと。

日原川から倉沢に抜けるところ。

洞窟の中にいるような滝。

雰囲気はバツグンだけど、人が入りやすい場所なので魚は隠れてしまっているようだ。

そして、日原川上流にあるガニ沢出会いのカツラ。

川側から見るとカツラの木が岩の上に座っているように見える。

かつて岩の上に落ちた種がここまで大きくなったという。

樹齢は不明だけど、数百年はたっていると思われる巨木だ。

道の脇からも見える。

釣り人からすると、川からここで道に戻るという目印にもなっているのであった。

やや水量の少ない大丹波川の支流。そして本流の上流域。

小さい流れが続くけど何かいそうなポイントが連続しているので、つい釣り上がり過ぎてしまう。

支流では堰堤が次から次へとボスキャラのように立ちはだかる。

越えるのがなかなか大変なのでポイントを絞って上の道をうまく使った方が良いかもしれない。

あまり無理をし過ぎないように、本流、支流どちらかで1日使ってゆっくり探索してもよいかも。

釣れる魚は小、中型のヤマメ。

大型もどこかに潜んでいそうだが、ルアーで狙うのは至難の技かもしれない。

水は澄んでいて綺麗だ。

再び日原川の中流域。

こういう風景が続くと時間を忘れて釣り上がってしまう。

でも、この日は釣れない(^^;

先行者が積み上げた石塚?

目印かもしれないのでこのままで。

釣れそうなのに釣れないとつい、水中を見ておきたくなる。

魚影は写っていなかった。きっと岩陰の奥に隠れているのだろう。

初夏らしいヤマユリ。

甘い香りが川の方まで流れてくる。

まとまって咲いている場所もあったんだけど、そこまで撮影に行くには崖を登らねばならず断念。

これも狭い入川道に咲いているものを背後の崖に滑り落ちないよう注意しながら撮影。デンジャラスな一枚。

日原川の支流を登るとすぐに日原鍾乳洞が見えてくる。

釣りスタイルでは流石に気が引けたので中には入らなかった。

今度ゆっくり見学しようかと思う。

一応、川に降りて竿を出してみたけどノーフィッシュ。

ただ、がけ崩れで道路が通行禁止になっているせいか魚影は濃いと思う。

時間帯とか水量とか条件がよければ良型が期待できそう。

これは天然のプールのような滝。

鍾乳洞が近いせいか、岩の感じも不思議だ。

ちなみに、鍾乳洞より先は通行止になっているけど、なんとなく釣れ上がれそうな気もした。今度安全を確認しつつ、チャレンジしてみようかと思う。

一応、鍾乳洞の真ん前にある「一岩山寺」もパシャ。

ここらへんは大岩、奇岩が多い。

日原川の支流。

有名な川苔山へ通じる山道の脇を流れる川だ。

見事な渓相だが、この日はまったくアタリなくボウズ。

今年は初夏から暑過ぎて魚も岩陰でまったりしているのかもしれない。

ここは有名な滝も上流にあるので、沢登りがてらボチボチ探索しようかと思う。

ところで、日原川にはいくつか管理釣り場があって、そこから逃げ出したであろう魚が釣れることがある。

一番わかりやすいのはニジマスだと思う。

奥多摩で釣りを始めたころ、さぞかしニジマスがいっぱい釣れるんだろうと期待していたら、まったく釣れないので意外だった。

それよりイワナが結構釣れるので驚きだったんだな。

それにニジマス=外来種・養殖というイメージが強くて顔色がわるそうなニジマスを想像していたんだけど、ここで釣れるニジマスはとても綺麗だ。

写真のニジマスも上流にある釣り堀から逃げ出したやつだと思うんだけど、引きも強かったし、顔色もいい!

釣り人の中には外来種に対する反発があるみたいだ。日本固有の在来種を守ってゆく上ではもちろん、必要な感情だと思う。

ただ、いずれにしても外来種のほとんどが人為的にその土地に持ち込まれて来たものとうことを忘れてはいけない。その外来種自体になんら責任はないのだ。

僕はウェルカムではないけど、適度に混ざってゆくのは避けられないことかと思って半分諦めつつ受け入れることにしている。

ということで、増水後に行くと結構このニジマスさんに会えることが分かった。

つまり、増水で逃げ出して来たやつ・・・ということかと思うんだけど、まあ、こういう釣りもいいじゃないかい。

ところで、夏になると虫刺されに気をつけないといけない。

僕はすでにアブらしき虫に右腕を噛まれて、肘と手首が腫れた。

最初は「少しかゆいかな?」くらいなんだけど、2日目あたりで腫れてきて、4、5日腫れは続く。ひどい時は化膿して悲惨な感じになる。

ということで、ポイズンリムーバーを購入。

釣りをしながら刺されたことに気づいたら、とりあえず毒を吸い出しておくと良いらしい。

ネットで知って即購入した。

なにせ1週間は腫れに悩まされるので、応急処置としてやっておきたいので。

あとは今年もハッカ油で作ったハッカスプレーも用意!

ハッカ油は防虫に効果があるらしい。

これは数年来使っているんだけど、確かに虫除けになっている気がする。多分。

ということで、すでに下界はすごい暑さだ。

狙い目は雨の時や増水時。特に暑かった後の雨とかチャンスかと思う。

実は増水時に日原川上流のポイントで2回ほど尺上のチェイスがあった。

1匹は水面からすくいあげようとしたルアーに食いついて来た。

活性が高いのか、と思いきや二度とアタックしてこなかったけど、なんとなく目が合った気がして、これは運命的な出会いでしょ。

今までも猛暑時に尺上を釣り上げているので期待!

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