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6月の憂鬱

  • 執筆者の写真: dolphinrocket
    dolphinrocket
  • 2016年6月29日
  • 読了時間: 3分

6月は釣果的にはぱっとしなかった。

一時渇水気味だったんだけど、雨が降り増水する日々。

水が引いてくると晴れた雲間から厳しい日差し。気温は上がる、水温も上がる。

水が流れると活性は上がるはず。でもダム下は思ったよりいい状態ではない。水量はいい感じだけど濁りがあったり。

瀬を攻めていると濁りで見えない流木にルアーが取られること多数。

4月5月はダム下でいい思いをしてきたけど、そろそろ上に上がるかぁ、と自分も遡上して新しいポイントを物色しはじめる。

試行錯誤だ。

まあ、こういう時は大物を狙って焦っても出ない時は出ないので、気分転換にいろんなことをしてみる。

ふと、今までは車で通り過ぎていた支流に入ってみたりする。

道路の横を並走するように走る小川でアマゴが居そうなところがあるんだけど、多分道路脇ということで渓流釣り師からすると「ありがたみのない場所」的なところ。

ちょっと一息と竿を出すと、結構いい状態のアマゴくんが遊んでくれる。

名もなき支流のスレてないアマゴくん

さらに本流で得意になったダウンクロス釣法が支流でも結構有効だということに気づく。というか流れの速い瀬や落とし込みではかなり使える。

滝壺の上に目立たないように立って滝壺先の白泡の切れるあたりにミノーを泳がせていると岩陰からそこそこのが出てきたりする。

流れの速い瀬にある岩の横あたりを目標に逆引きして岩横にぴたりとミノーを止めて深く潜らせると岩下にいた奴がたまらず反応!

そんな時は型は小さくてもウレシイ。

あとポイント探しも面白い。

新しいポイントを探すとき、友人に聞くかネットで情報を仕入れていく。例えばGoogleMapのEarth(衛星写真のやつ)が上空から見た川の状態をすごく詳細に見れたりするのでポイント探しに使うと思いもよらぬポイントを発見したりする。

一度バックウォーターのポイントを探している時にいつも行く渓流のダムの流れ込みがGoogleMapで見るとすごくいい感じだったので車で近くまで行ったら結構入りやすい入川道があってすごくいいポイントに入ることができた!

よさげなポイント発見!

ていうか滝壺の白泡まで確認できるGoogleMapって・・・

こんな風に自分も遡上してると「川」という世界を探索してる気分になる。

川は一本の筋だけど、河口からたどると人の住む平地に筋を作り、谷を越え、山奥にある源流へたどり着く。

河口から見ると一本の太い筋かと思うけど実は枝分かれしたいろんな支流から成っている。支流にもいろんな個性がある。同じ季節の流れにあっても上と下では川の状態もまったく変わる。

釣り的には一箇所で釣れた方が楽かもしれないけど、魚を追ってるうちに川全体を知って行く。そんな風にして川にハマッてゆくわけですね。

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