黒い影の正体
- dolphinrocket
- 2017年3月19日
- 読了時間: 2分
先日、とある支流で尺越えの黒い影を見たが、その正体がわかった。
ブラウントラウトだ。

33センチ。
前、目撃した地点からやや下流に居た。
アカキンのミノーに反応して、ガッツリとくわえ込んだ。
やや油断していたので、心臓が飛び出すかと思った。
しかし、今年初の尺上がブラウンとは・・・。
ブラウントラウトはその川に合わせて(?)体長もまちまちらしい。
川幅の無い場所なので尺上サイズだと、その場所の主(ぬし)かもしれない。
多分、近辺の小さな魚を食べ尽くして腹をすかしていたのだろう。渇水でほとんどアマゴの反応が無い川で唯一といっていい「やる気のあるやつ」だった。
ちなみにブラウントラウトは外来種である。
"ブラウントラウトは一般にヨーロッパとアジアに生息していると思われているが、実際には極付近まで周遊する。またギリシャやエストニアには海から遠く淡水のみで生活するものもある。絶滅危惧種とはされていないが、いくつかの地域では、生息域の破壊や乱獲などによって数が減っている。fario 型は比較的冷たく、酸素の豊富な陸水を好み、特に山地の大きな水流に多いが、他のサケ科の魚の最適温度よりは温かい摂氏15.5-18.3度程度である。
日本への移入は、1892年にカワマス (Salvelinus fontinalis ) の卵に混ざったものとされている。日本では公的機関主導の移植放流では無く、台風による養殖場からの逸出や遊漁目的の個人或いは業者が主体となって放流している。他の外来種問題と同じように、在来のサケ科魚類との交雑による遺伝子汚染と、餌として捕食される水棲生物への影響の他に、生息域の競合の影響が懸念されている。北海道立水産孵化場らの調査によれば、北海道千歳川の支流では1980年代後半に放流され自然繁殖をしているが、在来種であるアメマスを上流域に追いやり生息数を拡大している。千歳川ではサクラマス(ヤマメ)稚魚が餌として高率に捕食されている。 また、ヤツメウナギの捕食が確認されているほか、豊似湖では絶滅危惧種ニホンザリガニを含むほかの甲殻類への影響が懸念されている。"(Wikipediaより引用)
ここでブラウンを養殖しているという話は聞いたことが無いので、多分、個人の放流だろう。この支流では2年前に15センチくらいのブラウンを釣ったことがある。他の支流ではブラウンは全く見ない。
本来なら外来種をもっと警戒して扱うべきなんだろう、と思う。
確かに渓流にこの魚体はなんとなく違和感がある・・・。最初、ナマズが釣れたかと思ったよ。
まあ、ブラウン君に責任があるわけじゃないけどね。
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