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  • 執筆者の写真dolphinrocket

『山田孝之のカンヌ映画祭』がピンポイントでツボった


山田孝之のカンヌ映画祭」というドラマ。

ふとつけたテレビでヨシヒコの格好をした山田孝之が映画監督の山下敦弘と会話をしている。

ん、いったいなんだろう? と思ったら、カンヌでパルムドールを取ろう、という流れに。

最初、これはドキュメンタリーなんだろうな、と思った。

それは最後に覆される。

山田が用意した映画の企画の主役、親殺しの殺人鬼の配役で連れてきたのが芦田愛菜・・・。

この時点でやっと気づいた僕も鈍感・・・そして、初回放送でまんまと「おいしい」視聴者になってしまったのだ。

このドキュメンタリー風ドラマ(モック・ドキュメンタリー?)の面白い点は、

・パルムドールを取りたいと思っている人はいると思うけど(実は僕もそのひとり笑)、まさかそれを題材としてドラマを作るとは思っていなかった超ニッチな企画眼。

・今の映画産業や日本の産業構造をさりげなくドラマの流れのなかにまぶしてある。1億のお金を集めるのに、企画の内容にはほとんど口を出さない一般のファンがお金を出すことになるのは、これは本当にドラマ? と思えるリアリティと皮肉な表現が見事にマージされていて面白いし、笑える。

・映画業界で、え、こんな仕事あるの?(例:首吊り師という仕事。。絶対真似しないでね、という但し書きあり)という驚きとか。

・どこまでドラマとして台本化しているかわからないけど、いかにも「山田くんがいいそうなセリフ」とか「山下監督って普段、こんな表情するんだ」という自然体がウマくハマりすぎている。

・山下監督がうますぎ。突然呼ばれて「え、で、僕は何を撮れば・・・」とマジ顔で言うところなんか凄い。

あと、合同会社カンヌの事務所の雰囲気が良い!

ラストにちょこっと事務所にいる山田くんとかが映るんだけど、なんか良い雰囲気。

ふう。

最近こんなにピンポイントでハマったドラマはないなー。

ということで、オープニングのフジファブリック 『カンヌの休日 feat. 山田孝之』も凄い。


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